【分かりみ!!】「ゆるい大企業」を去る若手たち。ホワイトすぎて離職?働きやすいのに“不安”な理由

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Yahoo newsで「「ゆるい大企業」を去る若手たち。ホワイトすぎて離職?働きやすいのに“不安”な理由」とう記事を見つけました

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若者では無い筆者にとっても非常に印象的な記事でした。
何故なら実際筆者は、若者では無いものの、40歳を超えているにも関わらず、同じような不安を感じホワイト企業を退職した経験があるからです。

退職#6 ホワイト企業もやっぱり辞めた話
こんにちは。Tsukuruです私は、社会人歴20年で6回転職し、出向を含めると10社以上の会社で働いてきたいわゆるジョブホッパーです。勿論一生一つの会社で勤める事ができればそれはとても素晴らしい事ですが、変化の激しい今の時代中々そうはいかな...

目次

ほぼ半分の新入社員が転職を意識している?

何の為に働くのか?
多くのサラリーマンにとって「ホワイト企業」で働く事は、憧れだったりします。

しかし、この記事によるとホワイト企業」に就職できたのに、今度はその「ホワイト」さに不満を感じてしまう人がいるというのです。

職場環境も改善され、風通しも良い──。 「それなら良いことずくめではないか?」と筆者も思っていたのだが、実は調査によって大きな問題点が明らかになってきた。 「ゆるい職場」で若手社員の「不安」が高まっているのだ。 前出の調査のストレスに関する質問では、新入社員の75.8%が「不安だ」と回答しており、1999年卒以降の社員の新入社員期と比べると、むしろ微増の傾向がみられる。 この「不安感」を深堀りすると、興味深いことが分かる。 直近の新入社員の48.9%が、「自分は別の会社や部署で通用しなくなるのではないかと感じる」と回答していたのだ。 確かに筆者が実施したインタビューでも、 「社外で通用しなくなるのでは、と思っていた。会社の人間関係が良いので居心地は良いが、本音ではこのままではまずいと感じている」 と話す新入社員がいた。 キャリアモデルが不明確な時代を渡り歩くために必要な成長欲求の高まりに、「ゆるい職場」は応えられていないのかもしれない。

「ゆるい大企業」を去る若手たち。ホワイトすぎて離職?働きやすいのに“不安”な理由(BUSINESS INSIDER JAPAN) – Yahoo!ニュー

この記事によれば新入社員の約半数48.9%が転職や異動といった次のキャリアを考えて、負荷を求めているというのです。中高年がブラック企業に苦しめられ、搾取され、本当にこの世にあるのかどうかも分からない「ホワイト企業」を探し続けている中、贅沢な話ですね。

アンケート結果は納得/ある意味当たり前

新入社員の半分が、仕事に一定の負荷と成長のきっかけを期待しているとして、残りの半分はどうなのでしょうか?

残念ながら記事の中で残り半分の分析は書かれていませんでしたが、単純に考えれば残り半分がホワイト企業を歓迎しているのかもしれません。仕事にやりがいを一切求めていない人、仕事でストレスをためたくない人、同じことをコツコツと続けることが好きな人などがいたとしても何ら不思議はありません。

つまりアンケートの結果は、新入社員の半分はキャリアップに情熱を燃やす「意識高い系」、残り半分は仕事や会社にそれほど人生を委ねるような期待はしない「悟り系」という至極当たり前の話というオチだという気がしないでもないですね

働く目的は人それぞれ!状況は変わるし、会社も変わる

加えて言えば、新入社員の段階では会社から見ればまだお客様なので、それほど負荷の高い仕事を与えていない可能性があります。
それが、本格稼働した時に、初めてプレッシャー、ストレスにさらされてその時に初めてホワイト企業の有難さが分かるという事もあるかもしれません。

それより問題なのは40歳も超えて「ホワイト企業が物足りない」、とか言って転職をしてしまった私です。しかも私の場合は、その前職が1年目離職率8割超(私しらべ)の超絶ブラック企業で、ホワイト企業のの有難さを知っているにも関わらずやめてしまいました。若気の至りで済まされる年齢でもないのに・・・

自ら「ホワイト」の環境を捨てる、この決断に当たっては私自身相当悩みましたし、転職した今でもそれで良かったのかふと考えてしまうことはあります。

私がホワイト企業を辞めた理由

私がホワイト企業を辞めた理由は、恥ずかしながら記事の「「ゆるい大企業」を去る若手たち」と全く同じです。ノーストレス状態、ぬるい環境に、却って会社の将来性や自分のキャリアに不安を感じるようになってきた為です。

私は、社会人20年の中で6回転職した経験があり、それ故、そもそも”会社”に対する忠誠心とか依存心とかかなり希薄だと思います。そんな私の基本的な考え方は、「会社と自分は対等な関係」であるという事です。裏を返せばお互いに「利用しあう」関係にあってしかるべきだと思っています。

そんな関係性において、一方的なGive(与えられる)ホワイトな状態は寧ろ不健全に思えてしまうのです。一社員である自分に適度な負荷を与えられない会社に対して物足りなさを感じたり、逆にストレスを感じないレベルの仕事しかできていない自分に報酬の対価をして納得できるだけの付加価値を提供できていないと感じてしまう、そんな思考回路でした。

変化の激しいこの時代です。40歳も越えたおっさんではありますが、まだまだ実績を上げて、経験値を積み、成長したいと思っています。

まだ20年以上残るサラリーマン人生です。あと何度、自分のキャリアに大きな変化が起こるかわかりません。再び転職するようなタイミングが来たとしても一定水準以上の年収を維持できるように自分のキャリアは大事にしたい、その為には、ホワイト企業で安住するのは私にはまだ早すぎるのです。

状況は変わる!

私は、ブラック企業にいた時は、ホワイト企業に憧れました。
しかし、実際にホワイト企業で働いた時にはその仕事振りに物足りなさを感じました。
冷静に考えてみれば、「ホワイト企業」で働く事は手段であって目的では無いはずです。何故なら働く目的は人それぞれ、お金、プライド、自身の成長etc

しかもそれは変化します。私はブラック企業で働いていた時はホワイト企業を夢見て、いざホワイト企業で働いてみたら次はキャリアップを夢見て転職しただけです

私自身の意志の弱さ優柔不断な性格が原因かもしれませんが、でもそもそも人は変わるものです。
ブラック企業で弱り切った私はホワイト企業で癒され、そしてその先を考えられるようになりました。
そして、会社だって変わるものです。今はホワイト企業だとしても、業績が悪化したり、市場の環境が変わればいつ手のひら返しをするかもしれません。

もし、これから10年ホワイト企業でヌクヌクと過ごせたとしても、その後に急な業績悪化があってリストラされたとしたら、50代の私は転職市場ではきっと無価値な人材になっているでしょう。

私は会社というものに対して特別な忠誠心はありません。その分特別な期待もしていないので、業績が悪くなったら当然リストラなんかも起こるでしょうし、転職組の自分なんかはターゲットにされてしまう、という危機感ももっています。

そうなっても自分の食い扶持はしっかり稼げる自分でいたいと常々思っています。

会社に頼らない

新卒の時に、大学生の有り余る時間を使って自己分析や会社分析をして会社に入っても、入社した習慣に違和感を感じる人は感じるのです。それが現実です。
そんな所で、新卒で入社した会社で一生働く事をコミットしなければいけないという事自体ナンセンスですよね。

しかも、75歳までの定年延長で50年以上サラリーマンをする事が常識になるかもしれないこの時世です。世の中の変化が激しいので、5年後のことだって誰にも分りません。

例えば、東日本大震災のような天変地異が起これば、それまで花形であった原子力発電ですら、産業そのものがなくなり、それに関わっていた多くの人がキャリアを見直さざるを得なくなる、そんな事もあり得るのです。

会社は、環境が変わったら社員に対する態度を変えてきます。業績が良い時には余裕があるので、社員の福利厚生に力を入れたり甘やかしてくれますが、、一旦業績が悪くなれば、配置転換や最悪リストラみたいな事もあり得ます。
ホワイト企業やブラック企業と言ったテンプレート的な枠組みは一時的な事かもしれません。
「この働き方で自分の将来は大丈夫かな?」、ふとそんな考えが浮かんだとしたら、そんな自分の直感を大事にしてみて下さい。

直感って意外と当たるものです。
今の会社との関係性や自分の将来に対して見直してみるタイミングかもしれません。

専門家に相談してみよう

新卒の時から20年経っても結局一会社員の立場で知ることができるのは所詮会社の一面にすぎないと実感します。

今にして思えば、新卒の時に応募した会社は新卒募集ホームページのキラキラした一面だけです。
社会人になった今でも現在働いている職場の事ですら厳密には自分の半径数メートルの人間関係や与えられた職務に関する限定的な情報しか知り得ません。その半径数メートルの中だけの事で、「この会社はブラック」、「この会社はホワイト」と判断しているのかもしれません。

私はこれまで6回転職してきました。
そんな時に世の数多の企業の中から自分が良いと思えるような企業の情報、更には今自分が働いている会社の状況を転職市場全体から俯瞰してアドバイスをしてくれるのは転職エージェントでした。

新卒直後の第2新卒の方、今まで順調だったけど何だか風向きが変わった事を感じ始めたミドルのあなた、自分の直感の確認や、これからのキャリアの相談に転職エージェントを活用してみるのも一案ではないでしょうか。

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