こんにちは。Tsukuruです
社会に出てから6回転職を経験して、これから7回目を経験する私ですが、7回目の転職は知人に誘われ、しかも2人(2社)から、というシチュエーションでした。これまで同僚が転職する時に「知り合いの会社に転職します」と言って辞めていく時は、今一つピンと来ず、「適当な言い訳を作ったな(笑)」みたいな感じで思っていました。が、今回現実に自分にそのようなお誘いがあったのです。私自身驚きがありましたが、特に40代以降以降の転職で知人からの紹介(引き)が有るか、無いかはとても重要になります。その顛末と引きを勝ち得た背景を自分なりに分析にして紹介したいと思います。
目次
声の”掛かり”方
私の場合、同じ時期に二人の知人から、声を掛けられました
大企業子会社
一人は某社社で半年ほど一緒にプロジェクトを担当していた関係でした。
立場的には、彼がリーダーで、私がその部下という位置づけでしたが、妙に馬が合ってちょくちょく飲みに行くように関係になりました。酒の肴は主に現職への不平不満と愚痴で意気投合するという、サラリーマン的には非常に美しい関係性でした。
そんな中、彼は、某大企業の子会社の新設部門へ経験者として転職する事になり、それから暫くしてこれから、「ウチの会社に来ない?」と声を掛けてくれました。大企業とは言え、全く新しい部門であった為社内にその業務を担当できる人材が不足しており兎に角経験者が欲しいとの事でした
彼とは半年程度一緒に仕事をしただけでしたが、その時に仕事ぶりを何気に評価してくれていたんだと非常に嬉しく思いました。
ベンチャー企業
ちょうど同じ頃以前の同僚から食事に誘われる機会がありました。
その時某大企業からのお誘いが有ることを相談した所「転職考えているなら自分の会社に転職しないか?」と声を掛けられたのです。
彼の会社は設立3年弱のベンチャー企業。出資者からの引き合いで案件は多数あるものの、兎に角人手が足りず、募集を出しても人が集まらない、との事でした。
彼は、同じ会社で働いていた時は、違うチームで仕事をしていて一緒に仕事をする機会はほとんど有りませんでしたが、私がいたチームで割と大きめのプロジェクトを成功させた時に私が中心的な役割で活躍していたと評価してくれていたそうです。
また、その当時の会社は規模が小さく、仕事に垣根を作る余裕も無く、一人であらゆる業務をこなす必要がありました。ちょうど、彼の今の会社も人手不足で、やはり、幅広い業務に対応できると言う観点で、私の経験と彼の会社の状況がジャストフィットしていた事で結構前のめりで誘ってくれる事になったように思います。
声が掛かった時の心構え
1)胸を張れ!
これはその人の性格によると思いますが、私は割とビビり気質な事もあって最初に大企業系からお話を頂いた時には、初めてのヘッドハンティング的なシチュエーションに正直テンションは上がりました。しかし相手は子会社とはいえ大企業のグループということで一方内心では、「自分に務まるのか」「脳天気に入社を決めて、誘ってくれた人の顔に泥を塗ることにならないか」と同時に怖かったのを覚えています。
ただ、自分の気持ちは別として、少なくとも声を掛けてくれた人からの第三者評価としては、私はその会社に入社する価値があると見なされ、そのレベルの技量があると値札がついた訳です。
他社から声が掛かった時、貴方という商品(人財)に発注がかかり、値札がついたという事とある意味同じだと思います。しかも買い手側からの引き合いです。もしかしたら相手の過剰評価があるかもしれません。が、ここは自身の人生を賭けた商談が始まってしまった訳です。例え、相手が知り合いだったとしても、そのオファーに対して胸を張り、いかに高く「自分という一点物の商品」を売りつけるか、そんな心構えがまずは必要じゃ無いかと思います。
2)慌てるな!
「その価値があるから誘われた」のも一つの事実ですが、相手が大企業だからといって必ずしも自分にとって正解となる転職となるかどうかは別問題です。
冷静になれば、当然理解できる事ですが、例えば大企業のグループ会社の場合、多数のプロパー社員が幅をきかせる中、外部から人を採らなければならい状況が起こっている訳です。そこを冷静に考えると、そのポジションでの仕事がよっぽど人気が無いか、プロパー社員にはやらせる価値が無いから敢えて中途を採ろうとしている、みたいな事もあり得るわけです。
ベンチャー企業なんかは言わずもがな!幾ら知り合いがいるとは言え、そもそも何の保証も後ろ盾も無く、リスクが高いのが大前提です。
正直私自身、ドラマチックな展開に心ときめきはしましたが、なんと言っても賭けるのは自分の人生。現職に留まる事も勿論選択肢。冷静な判断が必要です
何故声がかかったか?(自己分析)
声が掛かったからと言っても、それが必ずしも自分にメリットになるとは限りらない。とはいえ、「声がかかる」と言うことは、自分のキャリアに対して、”選択肢”が生まれる事で、最終的な結論がどうなるにしろ、”選択肢”がある、ということ自体は”プラス”なはずです。
それを踏まえて、何故自分に声が掛かったかのか、どうすれば声が掛かる人材になれるのか、分析してみました
自分にラベルを貼る
営業トップになった、大型案件を獲得した、最速で昇進したといった、万人が認める目に見えるトロフィーを持っている人に声がかかるというのはある意味容易に想像ができます。
ただ、私はそうではありませんでした。では、何故声が掛かったのか?これは想像ですが、私は仕事で関係を持った人に対して、「どういう思い出この業界では働いているのか」、そのバックグラウンドとして、今まで仕事で「やり遂げた事」・「嬉しかったこと」・「悔しかったこと」、「これからやりたい事」、「仕事のやり方」等々を酒の席などで、あくまで酒の肴になるように、面白おかしくアレンジして話す、みたいな事する事がありました。
勿論転職を前提に語っている訳では無く、あくまで同じ職場の人と盛り上がれる個人的な鉄板ネタみたいな感覚ではありますが、思い返してみれ今回声を掛けてくれた2人はそんな話に意気投合して語り合えた人達でした。
もしかしたら、その時、彼らの中に、私について「どんな人間か」・「何が出来る人間か」・「何が出来ない人間か」という”ラベル”がインプットされたのでは無いかと思います。
そして彼らが仕事の中で人が欲しいと思った時に、そのスペックと、(彼らの中で)私に貼られたラベルとがマッチして、結果声が掛かった。そんな所じゃないかな、と思います
まとめ
正直40代にもなると若い頃のようにエージェントに履歴書を送って、引き合いが来る、なんてことは難しくなって来たことを実感します。
一方で、長いキャリアで培った自分のラベルが、どこかの誰かのアンテナに引っかかり、次のキャリアが見えてくる。そんな可能性を感じた出来事でした
今回の自分なりの自己分析を踏まえて、「自分にラベルを貼る」。そんな気持ちを持ちながら、一緒に働く人達に印象を残していくような、これからはそんな仕事の仕方をを意識していこうかな、と思ったりしています。
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