こんにちは。Tsukuruです
片手に収まらない転職をし、大は社員数数万人の小は社員数10人程度の中小・零細企業まで経験してきました。「大企業」と「ベンチャー企業」ってどんな感じか、体験談から紹介します
目次
大企業
東証プライム市場に上場しているような大企業、特にJTC(Japanese Traditional company)と呼ばれるような社員数数万人規模会社で働いた事があります。
「社員数数万人」とは、ちょっとし市町村の人口に匹敵する規模で、そのコミュニティの一員であることはそれだけで安心感を感じる事ができます。一方、それだけの歴史・規模のコミニティの社風は最早文化でありルールであると感じました。
コミニティの発展が人生の成功に直結するので、自分を(悪い意味ではなく)時にコミニティの歯車やエンジン、潤滑油として会社という大きな船を動かす一つの(優秀な)パーツとなる事に「やり甲斐」を感じられるようなマインドと協調性を持った、チームプレイが得意な人に適した職場かと思います。
ベンチャー企業
業績次第。波に乗っている時はいいけど、何が起こるか分からない。そして、コミニティが成熟していないので人の出入りが激しい。自身が経験しただけでも、1社単位でも良い時、悪い時の落差は凄いです。例えば、わずか5年弱勤めた某社では、ピークでは●●ヒルズのカフェを貸し切りでパーティを行い、その数年後には会社が無くなったりしたしました。一方で、自分は恩恵に預かれ無かったですが、IPO(上場)でストックオプションで何十人という社員が財を成したみたいな現場もありました。安定よりもハイリスク・ハイリターンを好む人に向いているかと思います。個人的には、仮に失敗してもやり直しがきくような若い人はチャレンジして欲しいと思います
一方で、「設立から年数が浅い」とか「規模が小さい」というだけで自身をベンチャーと言っているような会社もありました。”ベンチャー”というワードにごまかされないで下さい。それは只の「零細企業」かもしれません
お薦めはどっち
「じゃあ、大企業とベンチャーどっちが良いの?」となると思いますが、どっちが良いかは正直人それぞれで、上述のように向き不向き、好き嫌いで人それぞれ、というのが正直な所です。
そもそも、私自身は転職を散々繰り返して来た人間です。「この会社に入れば一生安泰」という正解を見つけられなかった私が、皆様に明確な答えを提供できる訳はありません(笑)
逆に、失敗体験から、「これはやめとけ」というパターンを参考にご紹介出来ればと思います
大企業を選んで後悔するパターン
大企業は、長い歴史、数多くのプロパー社員の汗と苦労の結果、大企業となった訳で、そこには確立された文化とルールと尊重すべき慣習が確立されています。そしてその慣習には、異動・昇進・待遇(昇給)も含まれます。仮にそれまでベンチャー企業や外資企業で自由な環境や一定の裁量をもっている事が当たり前の人には、想像できない位窮屈な環境です。ただし、プロパー社員はそれを当たり前の事として過ごしてきたので貴方の違和感には全く共感してくれないでしょう。
何より、プロパー重視の環境で、中途入社した場合(第二新卒除く)、出世は頭打ちです。
大企業の安定・安心を引き換えに、失うものがある事を理解しないといつか後悔する日がくるかもしれません。
特に、これは「やめておけ」という事故物件パターンは「(大企業の)子会社」です。中途入社組は只でさえ、外様的な位置づけで立場を作るのが難しくなりがちですが、”子会社”は親会社から見れば、ヒエラルキーが下の立場で、更にその中で弱い立場がデフォルトになってしまうと、例え大企業の看板の安定や給与が保証されていたとしても、却ってそれが「飼われている」的な屈辱的に感じて精神的に我慢できなくなる場面がきっと出てきます
ベンチャーを選んで後悔するパターン
大企業からベンチャー企業に転職して驚くのは、大企業では考えられないような文化、思考が存在する事でした。スーパーブラック企業、(社員ですら)ビジネスモデルが理解できな会社、ポンコツ上司が威張っている会社(これは大企業でもあり得ますが・・・)。
良い面もあります。裁量権が与えられる、ビジネスにダイレクト関わりやりがいがある、ストックオプション/インセンティブでハイリターンが期待できる等々。
逆に、言えば、ベンチャー企業でありながらこのようなメリットが享受できないor享受できるのは古参メンバー等に限定されて新参・中途メンバーは蚊帳の外、みたいな会社であればきっと後悔するでしょう。
良くも悪くも「蓋を開けてみないと分からない」。それがベンチャー企業です。
特に、これは「やめておけ」という事故物件パターンは「社員数が少ない」会社です。イメージ数十人レベルは結構危険水域だと思います。人数が少ない事を会社側は綺麗に「創業間もない」、「ベンチャーだから」、「創業メンバーとして先行利益を取れる」みたいな事を言ったりしますが、実際は「社員が定着しない(直ぐ辞める)」、「(客観的に見ると)魅力が無い」会社かもしれません。
何より、人数が少ない会社というのは、社長や上司との距離が近い(近すぎる分)万が一問題があった場合に逃げ場が無い(=辞めるしかない)、というのが実態です。
そして、細かい事は抜きにして、リスクを取ってベンチャー企業に入るんだとしても、全く実績の無い、数人レベルの会社に入社するのは、リスクと言うより寧ろ”ギャンブル!”、です
以上。皆様の参考になれば幸いです
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