【”良い”キャリア】転がる石にも苔は着く【重ね方】

転職ストーリー

ジョブホッパーの私が直近の転職活動中に言われた嬉しい評価が、「良いキャリアを重ねてこられていますね。」でした。

しかも相手はコンサルティング業界Big4の1社でした。
結果そちらの会社はご縁は無かったのですが、ちょっと凄くないですか(笑)
ジョブホッパー冥利に尽きる一言でした。

新卒から40年以上働く上で、ジョブホッパーは論外としても、転職するしないに関わらずどのようにキャリアを重ねていくか多くのビジネスマンにとって関心事の一つかと思います。

私自身が評価されたポイントから、「良いキャリア」の一例をご紹介できればと思います。

一方で、「良いキャリアですね」と言って頂いたコンサル会社からは内定は得られませんでした。
そんな”オチ”付きのお話ですw

目次

私のキャリア

私は、社会人歴約20年で6回転職、7社で正社員として働いてきました。
その中で私がしてきた仕事はざっくりこんな内訳です

業種

銀行(都銀)、ITベンダー(ベンチャー)、リース会社(大手)、リース会社(大手子会社)、インフラファンド(独立系)、再エネデベロッパー(外資系)、再エネデベロッパー(国内大手)

職種

金融(法人向け融資)、金融(不動産担保融資)、金融(債権回収)、金融(投資商品販売)、金融(リース営業)、不動産・インフラ開発、発電所向け燃料調達、海外インフラ投資、アセットマネジメント(※)、IT営業

(※)アセットマネジメント
アセットマネジメント=資産運用(しさんうんよう)とは、広義としては、投資資産の運用を実際の所有者・投資家に代行して行う業務のこと。株式・債券・投資用不動産、その他金融資産の運用を代行する業務一般を意味します。
私の場合は、主に金融(不動産担保融資)&不動産・インフラ開発における不動産やインフラの運営業務の経験を言います

評価されたポイント

一貫性の無い、とっちからかったキャリアですね(笑)

しかし、こんなとっちらかった職歴の私ですが、ストーリーを整理し、職務経歴書に強弱をつけて上手に落とし込んで、そして面接の場でしっかりと語ることができれば、何と、転職市場において、あのBig4コンサルの面接官もうなされる事ができる魅力的なキャリアにする事ができるのです!!

キャリアの見せ方

直近の転職では、私は「再生可能エネルギー」業界をターゲットに転職しており、当のコンサル業界のでも「再生可能エネルギー」関連の部門に応募していました。

そして職務経歴書・面接時には私のキャリアをこんな感じで変換を行い、良い感じに仕立て上げました

経歴グチャグチャ 
 からの!
経験豊富
 からの!!
再生可能エネルギーのオールマイティ(何でも屋)

具体的には、再生可能エネルギー投資(≓再エネ発電所開発)の手順に従って
 1)用地開発・発掘→経験有り!(「不動産担保融資」・「インフラファンド」の経験から)
 2)関係各所との交渉・契約→経験有り!(「金融業界」での契約書作成業務経験から)
 3)資金調達→経験有り!(銀行・リース会社での「融資業務」経験から)
 4)開発開始後のメンテナンス→経験有り!(金融・インフラ業界でのアセマネ経験から)

以上、みたいな感じでストーリーを作りました

時流に乗った

時期的にも、当時の菅義偉首相が所信表明演説において「2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指す」という目標を明確にし、「これから再エネ」の機運が国内的に盛り上がっていた時期でした。

令和2年10月26日 第二百三回国会における菅内閣総理大臣所信表明演説 | 令和2年 | 総理の演説・記者会見など | ニュース | 首相官邸ホームページ
総理の演説や記者会見などを、ノーカットの動画やテキストでご覧になれます。

この辺は時流に乗ってチャンスを掴みたい、という感じでした

結論

如何でしょうか?

私自身は、20年に渡り転職を繰り返した唯のジョブホッパーという評価にもなり得るのです。

しかし、上手くストーリーを作る事で、「時流に乗った」再生可能エネルギー業界において、「何でもできる」キャリアの持ち主にも見えないでしょうか?

実際に私は、ジョブホッパーの私が直近の転職活動中に言われた嬉しい評価がBig4の一社から、「良いキャリアを重ねてこられていますね。」とう評価を得る事ができたのです。

私流「良いキャリア」の作り方

以上から、私なりに「良いキャリア」(に見せる)経歴の重ね方を考察してみました。

作り方

先述の通り、「ジョブホッパー的な経歴」であっても「良いキャリア」に仕立てる上げる事ができます。付け加えると、ジョブホッパーであるからこそ”作りやすい”というメリットもあります。

メリット:ストーリーを強調する事で、実績をうやむやにできる

私自身がそうですが、転職活動の際に経歴を「A社では、●●の経験」、「B社では▲▲に従事」、「C社では■■をやり遂げました。」というストーリーで話す事で一つ一つは”普通”の経験であったとしても三つ組み合わせる事で掛け算的に「凄い経験の持ち主」にする事ができるです。

特にこの作戦が優れているのは、各経歴・各前職での実績が実は大した事が無かったとしても、「複数の経験の掛け算的スキル」を強調する事で、「実は大した実績が無い」という事実をうやむやにできるのです。

「毎日真面目に仕事をコツコツこなす事はできても、結局実績ではエース級の同僚にはとても敵わない」、「社内表彰みたいな華やかな実績には全く縁が無い」という人でも転職を活用して、上手に経歴を重ねていけば、そんなエースに負けない一発逆転ができるかもしれません!

 最後に(オチ)

さて、「良いキャリアですね」と言われた私ですが、結局その次の2次面接で落ちました(笑)
理由は、「会社に対する忠誠心が希薄なんじゃないですか」、「そんなに立派な経歴なら、独立された方が良いんじゃないですか~」と言うことでジョブホッパーの経歴が見事に裏目に出た形でした。

転職は、スキルがマッチしているだけで決まるものではありません。相手との相性ってやっぱり大事なんです。

この面接ではは自分が積み重ねた実績や経歴にちょっと自信を持ちすぎて調子に乗りすぎたかもしれない、相手あっての転職活動では相手の気持ちも考えないといけないよな、と言うことを再認識できた良い機会になりました。

この失敗経験が皆様のご参考になれば幸いです

コメント

タイトルとURLをコピーしました